今回は、久しぶりにSEOの話です。
僕はよく「こんなサイトあったらいいな~」と思って新規ドメインを取得するのですが、数記事投稿したところで飽きちゃって放置サイトに・・・ということが頻繁にあります。(笑)
そんな時に1記事だけアクセスの多い記事があると、「この記事だけメインサイトに移したいな・・」って思うことが結構ありました。
でも、特定の1記事だけを別ドメインに移すと、重複コンテンツのペナルティリスクが不安だったり、検索順位が戻らないんじゃないかと思ったりして、なかなか実行に移せていませんでした。
ですが今回、初めて特定の1記事だけを当サイト(takashi-blog.com)に移してみました。その結果、移行前よりも検索順位が上昇したので、移行方法を含めてご紹介します。
目次
特定の1記事だけを別ドメインに移した時の検索順位変動
今回、当ブログ「takashi-blog.com」に移した記事はこちらです。

Kindleで、dマガジンという月額制読み放題サービスを使う手順について解説しています。
以前運営していた別サイトでは、この記事だけアクセスを集めていました。
でも、そのサイトは今後ドメイン更新していかない予定なので、この記事だけ当ブログに移してみました。
1記事だけ別ドメインに移した時の検索順位変動
こちらが、以前運営していたドメインでの検索ワード別順位です。
「kindle dマガジン」で6.2位、「dマガジン fire」で9.0位でした。この記事のアクセス数は、約20UU/1日。記事を掲載したのが1年半程前なので、ずいぶん古い記事になります。
因みに掲載してから最初の1年間は、「kindle dマガジン」で3~5位くらいでした。その時は50UU/1日くらいあったのを記憶しています。
そして、こちらが当ブログに記事を移行して15日後の検索順位。
なんと半月以内に、元ドメインの検索順位よりも上位に表示されました。
しかも、元ドメインではなかった「kindle fire dマガジン」というキーワードでも上位表示しています。
勿論、記事の内容はそのままです。
「kindle dマガジン」の個別ワードでの平均掲載順位の変動はこちら。
10月01日に移行先で記事を投稿し、その2日後の10月02日に早速20位にインデックスされました。
その後順調に順位を伸ばし、1週間後の10月08日には2.2位の順位になっていました。
流石にここまで早く検索順位が戻る(むしろ良くなる)とは思わなかったです。
大成功!!
特定の1記事だけ別ドメインに移す方法
それでは、今回僕が実践した「1記事だけ別ドメインに移す方法」について解説します。
やったことは大きく2つ。
- プラグイン「DeMomentSomTres Export」を使って記事のお引越し
- 301リダイレクトの設定
プラグインを使うことで簡単に記事を移行でき、301リダイレクトで重複コンテンツのペナルティを避けます。
それでは、1つずつやり方を解説していきます。
「DeMomentSomTres Export」で記事&画像を楽ちんお引越し
記事の移行は、「DeMomentSomTres Export」というプラグインを使うことで簡単にできます。
このプラグインを使うメリットは、「画像も同時に移行できること」にあります。
使い方については、こちらの記事を参考にさせて頂きました。

カテゴリごとにまとめてエクスポートするので、移行したい記事専用のカテゴリーを作ってください。
あとはXMLファイルを移行先でインポートすれば完了です。
301リダイレクトの設定方法
301リダイレクトの設定はプラグインを使った方法が簡単で便利です。ここで紹介している「.htaccessファイルを変更する方法」よりも、こちらの記事を参考にしてみてください。
記事の移行ができても、それで安心してはダメですよ!ちゃんと「301リダイレクト設定」をしないと、Google様に「重複コンテンツ」と認識されてペナルティ食らっちゃいます。
301リダイレクトを簡単に説明すると、「URLが変更されたことを知らせる通知」であり、「元URLから移行先URLにジャンプさせる処理」をしてくれます。
やることは、移行元ドメインの「.htaccess」ファイルに、301リダイレクトの処理を追記するだけです。言葉だけだと簡単なのですが、実際にやるとなると、特にFFFTPなどのツールを使ったことが無い方は結構苦戦すると思います。
まずは、FFFTPで移行元ドメインの「/public_html」にアクセスします。
次に、「.htaccess」ファイルをダウンロード。
「.htaccess」ファイルに、以下のコードを追記します。
redirect 301 /aaaaa https://移行先ドメイン.com/bbbbb/
※今回は、【http://移行元ドメイン.com/aaaaa】から、【https://移行先ドメイン.com/bbbbb/】に移すと仮定しています。移行元ドメインは、記事のパーマリンクのみ。移行先はすべてのURLを書きます。
上記コードを、「.htaccess」ファイルの赤枠の部分に追記します。
コードを追記した「.htaccess」ファイルを、元の場所(/public_html)にFFFTPで戻します。
以上で、301リダイレクトの設定は完了です。
きちんとリダイレクトされているかどうか、元ドメインの記事にアクセスして、新ドメインにリダイレクトされているか確認してみましょう!自動で新ドメインにジャンプすれば、正しくリダイレクトされていることになります。
個別記事の移行が成功したと思われる要因
今回は、思った以上に上手く個別記事の移行が出来ました。
検索順位が元ドメインの時よりも上がったので、大成功と言えますね。
今回上手くいった要因を、いくつか考察してみました。
移行先ドメインの方がドメイン評価が高かった
今回、検索順位がすぐにあがった一番の要因が「移行先ドメインの方がドメイン評価が高かった」事だと思います。移行元ドメインは、もう1年以上更新していない状況でした。一方、移行先の当ブログは、最近ちょくちょく更新しているブログです。
もし、定期的に更新しているブログから、新規ドメインのブログに移行する場合、今回のようにすぐに検索上位表示しないどころか、永久的に元の順位に戻らない可能性すらあると思います。
SNSの「いいね!」などが付いていなかった
今回移行した記事には、Facebookの「いいね!」などは付いていませんでした。SNSのブックマークや「いいね!」等は、検索エンジンに評価されやすくなります。しかし、URLが変更されると、せっかくついた「いいね!」等は引き継がれません。
今回の記事は、もともと無かったので影響をうけませんでしたが、もしSNSでバズッた記事だったりしたら、URLを変更することで評価が一気に下がってしまう可能性があります。記事の移行は、やはり慎重になるべきだと思います。
同アカウントのサーチコンソールに両ドメインを登録していた
意外と重要ではないかと思うのが、「同アカウントのサーチコンソールに両ドメインを登録していた」という事実です。
Googleが「同じサイト管理者だ」と認識できることで、ペナルティを受けるリスクが減ると思います(あくまで個人の推測です)。
特別な理由がない限り、両ドメインをサーチコンソールに登録してから記事移行したほうが良いかと思います。
以上、1記事のみを別ドメインに移す方法について解説してきました。
今回は上手く移行できましたが、検索順位が大きく下がってしまう可能性も十分にあります。
集客が上手くいっているコンテンツは特に、ドメイン移行は慎重にやってみてください。
コメント
コメント一覧 (5件)
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[…] 。 一記事だけ移した方の経験談を読みました。 特定の1記事だけを違うドメインに移行する方法。SEO効果は?? […]
こんばんは!
僕は今、雑記から特化にいくつかの記事を
移動させようか検討していました。
凄く参考になりました!
ありがとうございました。
来週中に特化ブログを作り始めたいですね()
初星さん
コメントいただき、ありがとうございます^^
お役に立てたようで嬉しいです!
ブログ構築、頑張ってくださいね!